漆部(うるしべ)神社


愛知県海部郡甚目寺町大字甚目寺

神社は甚目寺観音の西隣にある。

祭神は三見宿禰(みつみのすくね)命

旧事紀天孫本紀天火明櫛玉饒速日尊四世孫の項
三見宿禰。漆部連等祖


甚目(はだめ)連は海部郡の津積郷、志摩郷の豪族。

(大日本古文書25)

貞観6年、海部郡の人で甚目連公宗ら16人が

天孫天火明命後という理由で高尾張宿姓を与えられている。


甚目寺は鎮守として、右に山王社(日吉社)左に八大明神を持つ。

甚目寺観音の本尊は古代乾漆仏である。これより式内社漆部神社

は八大明神と認められ、八大明神を漆部神社と改名した。

お宮の北、現在は名鉄の線路地に漆塚があったと伝えられる。

そこが漆部神社の旧地と言われる。

2000.5.22
by Kon