美濃路祭りの屋台
名古屋市西区名西


 提灯に灯が入るまでに時間がありそうだ。通りに引き返し、美濃路散策としよう。


 祭りには屋台。

「昔は、見世物小屋まで出たんだけどね」と
旦那衆が語る。

祭りの思い出は、楽しくて、懐かしい。
そして、少し悲しい。

どうしてなんだろう。


「毎年、雨戸を貸してあげるのよ。
その上にお店広げて商売するわけ」
と地元の方の話。

「だから、俺なんか、金魚すくい、うまいんだよ。」

「だって、雨戸のお礼に、
タダで金魚すくいできるんだからね。」

もう、そんな時代はこないのかも知れない。



2004.5.15 by Kon