戸田まつり
山車祭




一之割 八幡社  山車1台  
人形4体:采振り、蓮台倒立する親唐子と小唐子2体。

二之割 天神社  山車1台
人形3体:越後獅子のからくり大小。

三之割 鈴宮社  山車1台
人形4体:采振り、文字書き唐子、粉ひき唐子2体。

四之割 白山社 山車1台 (水引幕が安政6年(1859)、「唐獅子牡丹」 )
人形3体:采振り、肩車から紐に吊り下がる唐子。

五之割 神明社 山車1台、小山車1台 (水引幕は「菊と桐の紋」)
人形2体:采振り、綾渡り唐子。

 三之割の戸田小学校から鈴宮社の前の道を進むと、「辻」に出る。今日は5台の山車がこの辻を通って 戸田小学校のグランドに勢揃いする。5台の山車が揃って引き回されるのは、昭和11年(1936)以来、66年ぶりという。


辻寄り
旧暦の8月の月次祭に、各割の氏子若衆代表が辻に集まり、今年の戸田まつりの催を決める。 通例は各家の軒先に提灯を飾るだけの「提灯祭」。豊年か他の行事に合わせ5年か10年に一度 「山車祭」を行なう伝統だった。決定は多数決で決め、五つの割がすべて同調して町内を引き回すことが伝統だった。

旧暦8月15日
一之割の八幡社に一斉乗入れ、からくり芸奉納
五之割の神明社まで曳き回し

旧暦8月16日
各割の神社より道踊りで神明社まで行く
辻に曳き回し 、からくり芸披露
その後
各割へ辻別れ


 山車の先頭を、御幣を持った神主、笠鉾、綱割、警護、宰領が先導するのが古式とされる。宰領は裃をつけ菅笠の青竹の杖をつく。祭車の役員中の最年長者二名と決められている。

 昭和34年(1959)の伊勢湾台風で、山車、からくりは甚大な被害を受けた。戦時体制に入る昭和11年(1936)以来、実に66年ぶりに5台が揃う。

2004.9.8 by Kon