垂井まつり、曳き山車やま


 八重垣神社境内に3輌の山車(やま)が揃う。 奉納歌舞伎を演ずる。

紫雲閣(しうんかく)
攀鱗閣(はいりんかく)
鳳凰山(ほうおうさん)
中町
西町
東町
草薙の剣
八又の鏡
火炎の曲玉と鳳凰
古文書に安永四年(1775)歌舞伎の記録あり。それ以前の作。 明治三年長浜の藤岡和泉によって 大改造。 文化五年(1808)関ヶ原の大工 藤井太兵衛の作。文政十年(1827)大垣の楠屋十太夫ら塗装。 寛政十年(1798)大工喜助の作。文政四年(1821)大垣の楠屋十太夫塗箔。



 草薙の剣を戴き、高さ9.1mは日本最大。紫雲閣の扁額を掲げる雄姿は豪華絢爛と いえよう。 中町保存の古文書には、安永4年(1775)の歌舞伎奉納が記され、それ以前の歴史があるとみられる。
 明治3年9月、米166俵で長浜近在の藤岡和泉による 大改造を行う。舞台狭間等の彫塑は江洲枝折村の山口小三郎、 幸三郎、守重の作。
 金屏風舞台障子は円山応挙の第一弟子、山口素絢の作。見送りは 中国工芸、古代つづれ織「賢人図」(現在は、昭和53年京都の龍村美術の手で胴幕、猩堅旗と共に復現したものを使用。)

2003.5.3 by Kon