ニュウヨ−クの寿司


ケンちゃんは大学の講座の後輩です。気は優しくて力持ち。そんないいやつです。
彼の4年の時、若狭へ夏の旅行をしました。海から上がり、民宿でのどんぶり飯3杯は
今でも、我が講座仲間の語り種です。今は大阪のコンサルで河川屋さんになっています。
久しぶりに10名程仲間が越前に集まりました。一夜の宿近く、国道と海岸の間に露天
風呂がありました。日本海に沈む夕日を眺めながら、しばし歓談。ケンちゃんは最近ア
メリカ視察旅行にいってきたとのこと。ニュ−ヨ−クでお寿司を食べて30ドルだった
そうです。結構安いね。湯気の向こうで皆から一斉に声がしました。いや、ステ−キた
らふくで20ドルだから高いですよ、ハハハ。久しぶりのケンちゃんスマイルでした。

視察旅行の目的はアメリカにおける建設コンサルタントの現状だったそうです。広いアメ
リカでも総合建設コンサルタントは5社くらい。あとは、エンジニアが事務所を構え、ア
シスタントを含めせいぜい4人程度。仕事の都度そんな事務所がチ−ムを組み、ネットで
情報交換して業務を進める。へ−、そ−なんだ。私は納得しました。そんな時代になれば
いいなと思いました。1994年秋のことでした。





1995年にPCの世界はWindows95となりました。OSがネットワ-クを基本
とします。3000円のLanBoadとケ−ブルを用意し、受信トレイを整備すれば
社内LAN。そしてインタ−ネット。すごいと思いました。

                                                                  1999/3/24 A.Kon