今年の国府宮大鏡餅奉納が決まり、小沢町の倉庫に古い祭太鼓が発見された。
是非これを復活させようと町内の方々の熱意で、大鏡餅奉納パレ−ドの日、見事なお披露目を終えた。 この地方には、かって多くの祭囃子があった。古い伝承芸能は口伝が基本であり、その地区ごとの 微妙な特徴をもつ。いちど絶えたものを復活させすのは至難の技である。古い太鼓の皮を張り替え、 残されていた譜面を便りに、親子二世代が共に6ヶ月の涙ぐまし努力を続けた。 隣町、西町の演奏経験のある古老の協力で、大鏡餅奉納パレ−ドに花を添えることができたのである。 小沢祭太鼓には譜面として多くの演目がある。今後、ひとつづつ復活されれば、歴史ある美濃路 稲葉宿に祭囃子が流れ渡る日も夢ではないような気がする。 |