美濃路
左渡り
岐阜県安八郡安八町〜大垣市
国道21号線の新揖斐川橋。この橋の下流500m程に、
美濃路の渡し場があった。今は何もない。
大垣側の堤防に立って眺めてみた。
正面が結大明神の森、右に白山神社の杜だろう。
大垣側の堤防に常夜灯が立っている。
この常夜灯は嘉永七年(1854)建立。
村内の安全、揖斐川の治水安全、
美 濃路の交通の安全を祈念し、
伊勢神宮の遥拝所でもあったという。
堤防を下り終ると、西にまっ直ぐ旧道が延びる。
大師寺の前で民家に突き当たり、
南に折れて、家の前をまた西に進む。
また前方で道は民家に突き当たるようだ。
立派な門構えの造り酒屋の前を通る。
遠くから目に入っていたクスノキのある家だ。
門の前の案内板によれば樹齢200年。
市の特別保護樹。幹回り3.06m。
昭和49年11月。指定番号8
立派なクス玉
母屋の前にはお池がある。
「
磯波
」と銘のある酒樽が玄関脇にあった。
宮脇酒造(資)
〒503-0802, 大垣市東町1-468
TEL:0584-81-2459
車を停めて写真を撮らせて頂いた。
通りがかりのおじさんと立ち話。
「この辺、タッカイ松並木が続いていたよ。
戦争前だったかな、切ったよ」
三塚の一里塚に向う。目標は「ジャスコシティ−」。
大垣市総合体育館前の 道路を西に行く。
三塚
「ジャスコシティ−」の駐車場に車をとめさせていただく。 道路を挟んで南に東小学校。その脇に水路がある。 歩道を西に進むとタバコ屋さん。その前に石標がある。
使者場跡とある。一里塚跡とは書いてないのだが。
もう大垣宿も近い。大名行列の先触れがここで迎えられた ということだろうか。
2003.5.17
by Kon