私が集合場所である中田児童館に到着したのは午前11時半ごろ。
参加費7000円(サラシ・足袋・鉢巻き・昼食・記念写真代・餅・お札を含)
を払って受付を済ませ、
いただいた昼食を手に地元の方が中心となっている「歓談」の中へ入って行きまし
た。
早くからお酒を飲み、顔を赤らめてと、すでにできあがっている方が多く、
みなさん、楽しく過ごしていらっしゃいました。私はすぐにいただいた昼食を食べながらも、
時々お酒をつぎにきてくださった方や周りにいる方々と話を交えながら、
祭りが始まるのを待ちました。
正午を少し過ぎた頃、今年の祭りの中心の方々の日程説明があり、
さっそく着替え開始です。
いただいたサラシを係りの方に締めていただきました。
さて、着替えが終わると、
児童館の前で祭りに参加する人による記念写真の撮影とお払いがあり、
それからいよいよ祭りの開始です。
この記念写真は後ほど、郵送してくれます。
予定では
13:20 大鏡餅が中田八幡神社を目指して児童館を出発
13:30 青竹を先頭に、神竹出発
ということなのですが、今年は少々早めに進行しました。
この祭りは児童館から中田八幡神社までの行程を途中休憩を1回入れながら、
長さ約10mくらいの赤・黄色・青(水)色の生地が巻かれている
何本かの神竹を練り合いながら運ぶことから始まります。
ここで神竹は絶対に地面につけないこと説明があります。
そして、約10人ほどが1本の神竹をみんなで持って練り合いながら運ぶのです。
この祭りでは、神竹の色に対応してその色の鉢巻きをします。
私は受け付けで赤の鉢巻きをいただいたので、
3本ある赤の神竹のうちの1本を担当させていただきました。
神竹を持ちながら、「わっしょい!」「わっしょい!」とかけ声をかけ、
途中、水をかけられながらもゆっくりと道路を右左に何回も往復し、練り合います。
中田八幡神社への行程のちょうど中間地点である空き地まで練り歩くと、
そこで休憩がありますが、
神竹を地面に置かないようにあらかじめ用意されてあったところに置き、
みなさん、お酒やつまみ、みかんなどを食べて一時くつろぎます。
10分くらい休憩したところで、別に用意された白い布でまかれた「竹」
(これは神竹といっても良いのでしょうか?
一応「竹」と記述させていただきます。)
を各色のグループで立て、その「竹」に一人が上へ上へとよじ登ります。
このよじ登る「竹」は15mくらいはあるのでしょうか、
ここまで運んできた神竹と比べてずいぶん長く、太く見えました。
よじ登る人も大変ですが、「竹」が倒れないように下で支える人たちも大変です。
数人が上へよじ登ることに挑戦し、最後はその「竹」をみんなで2つに折って終わり
ます。
その後、再び練り合いながら中田八幡神社へと神竹を運ぶ後半戦が開始されます。
神竹を中田八幡神社の鳥居の前まで運ぶと、各色ごとのグループで一時整列し、
一斉に走りながら鳥居をくぐって神竹をおさめにいきます。
そして、神竹を納め終わった後、再び鳥居の前に集合し、
今度は各色ごとの神竹のグループの代表者を4,5人で抱え上げ、
再び走りながら鳥居をくぐって神社の中へと入っていきます。
それから、みんなで「わっしょい!わっしょい!」と、
神社の本殿の前で水をかけられながら、今度は人だけの練り合いが始まります。
結構長い時間練り合いをし、身体も温まった頃に
「神男」が4,5人に抱え上げられながらその練り合いの中に合流しますが、
私たちはその「神男」に触ろうとしながらも
本殿の左隣にある式典が催されるところまで「神男」を運びます。
そして式典が始まり、祭りは終了となります。
みなさん、一つのお祭りが無事終了したことに満足されていたようでした。
このひとときが、私が一番いいな、と思うときです。
一つの行事をやり終えたということで、同じ満足感を一緒に味わうことができるから
です。
この満足感を味わえるのは、祭りに参加した方々はもちろんのこと、
毎年、このお祭りを陰で支えておられる女性の方々、
裸祭りの実行委員というべき係の方々、
そして、今回参加された方々など、いつも笑顔で親切にしてくださり、
また、素晴らしい「出会い」と「思い出」をありがとうございました。
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