稲沢市−数値地図25000(その5)



 
数値地図2500のデータを合成
 

 数値地図25000データの大半を利用して白地図を作った。道路網を取り込めば完成する。ところうが、道路データは膨大で、一気にデータ量が3倍になる。 いかに軽くて快適な地図ベースを作るか。ここはノウハウが必要な所だ。
 数値地図2500のデータを全部CAD化すると、稲沢市の場合13MBになる。DWFにしても1MBのサイズ。とてもインターネットの地図ベースにはできない。
 そこで次ぎの方針で編集してみる。
1)数値地図25000データを基本として、2MB程度のDWGサイズにする。 DWFにした場合200kbを目標にする。
2)数値地図2500のデーターは部分的に利用する。
3)道路データーは数値地図25000を主体にする。

 以下その作業行程に従って状況を説明する。

 数値地図2500も公共測量XY座標に変換してある。スクリプトは、そのまま実行すれば25000地図に合成されて行く。数値地図25000との対応関係は下の図の通り。
 数値地図25000では名称でしかなかった市域内の地区堺を線で取り込む。


 
地区堺を取り込む
 

 無事取り込んで、ファイルは1.4MBから1.9MBに増えた。DWFは130kb。
数値地図2500は四角い図面単位のデータなので行政界の外の線まで取り込むことになる。市域外を消すかどうか。消すには手作業が伴うのでしない。市域内をハッチングする。行政界の色を変える。行政界の線を太くする。色々方法はあるが、今まで非表示にしてあったメッシュ標高データを表示にした。丁度ハッチングしたと同じ効果になる。
 このアイデアは、グッドアイデア。まず、ブルーの横縞は等緯度線。これはGPSでキャッチした位置を表示する時、うまく利用できそうだ。更に、マウスでヒットするとその線(50m)の平面座標、標高が画面に現れる。これはAutoCADLTの基本機能。平面座標はカーナビには直接利用できないが、目的地までの距離計算ルーチンを付ければ利用できるだろう。  平坦地では利用価値のないメッシュ標高データを、こんな形で利用しよう。



2003.12.02
by Kon