データーの規則性は処理プログラムには重要です。文書の規則、
構造(スキーム)を定義しているのがDTDです。 XML文書をIEで閲覧した時、エラーメッセージが出ませんでした。IEは Ver5からXMLに対応しています。規格チェックをする機能も あります。でもそれは基本機能だけ。DTDに定義してある文法は チェックできません。DTDには基本ルール以外の細かな仕様が 書けます。確かにそうなのか、確認してみましょう。このデーター を作った人の考えどうりの構造になっているか見てみましょう。 |
|
DTDの最初には実体定義があります。 <!ENTITY % standard.declarations SYSTEM 'Standard.dtd' > これはパラメトリック実体宣言といって、DTDの中だけで使うものです。直ぐ下で使っています。文字置換に相当します。 Standard.dtdをここに差込印刷しているようなものです。 この方式でSpatial.dtd'ほか5個のDTDを合成しています。 結局、exchangeMetadataとdataset25000の要素を作るタグでしょう。 膨大な枚数の空間基盤データーに対して図面番号部分だけを変えて データー作成するためのマクロと考えればいいでしょう。 次ぎに、共通要素の形式を定義して、各項目固有の要素形式を 記述しています。「行政界」を見てみましょう。 行政界は、その下に4個の要素が定義されるとしています。属性は一個あって、 データーのない場合は空白と記述しています。ここもパラメトリック実体を 使っているので、さかのぼらないと分りませんが、構造としては間違いがありません。 以上のように、XML文書を受け取った場合、データーが途中で破損していない か、概略チエックできます。 |
|