数値地図2500(その4)




 
図枠消しロジックの検証
 

 数値地図2500で行政界をプロット。街区で完成させた図面枠線消去の検証をした。

 まあ成功なのだが、一部残っている。手で消しながらデーターの特徴を考える。

 結論は、多数の点からなるポリラインの中間の処理はOK。特別な条件で2点の直線の場合が消されずに残った。スクリプトの性質から最初の点はまずプロットする。次の点から消去の判断をする。多数の中間点はいいのだが、2点の場合ポリラインのコマンドだけ残り、点データがないスクリプトになる。AutoCADLTのインタープリターはエラーストップしてしまう。この理由から、このケースは消す訳にはゆかない。

 将来的には、原本の国土地理院の数値データが、地形と図面枠データを分離する構造になるだろう。CAD時代のデータは、それが望ましい。ということで、この部分は図面点検の手作業処理とする。


 
線色の検証
 

 行政界も、市界と町界の色を変えたプログラムのはずだったが一色でアウトプットしてきた。データを点検すると、全角の画層番号になっていた。地理院のデータは半角。おなじL1103でも全角と半角はコンプュータは違うという。文字データで判断するスクリプトはこの辺が注意点。下の図のようにならなければならない。


 行政界は結局、市界と町堺の2色とする。

2003.12.16
by Kon