宇太志(うたし)神社


愛知県海部郡八開村大字鵜多須字下中山

祭神は 邑上足尼(うがたりに)命

邑上足尼は三河国莵足神社の祭神、

莵上足尼(うなかみすくね)命と同神といわれる。

莵上足尼は尾張氏の祖天火明命の後裔である。



江戸期「尾張名所図絵」に

田畑の中に巨石多数ありとされている。

かっての古墳の石室だろうか。

この神社東750m程に石塚の地名あり。

今は庭石に利用されたといわれ現地には認められない。



明治時代に消滅したが「尾張名所図絵」には

湯立神事と馬頭神事が記載されている。



明治30年の大洪水では木曽川の分流佐屋川が

決壊、「鵜多須切れ」と呼ばれ

復旧にあたり佐屋川は廃川となった。

現在、佐屋川の跡は用水路となっている。



2000.7.6
by Kon