鹽道(しほみち)神社


愛知県一宮市千秋町塩尻居屋敷

祭神は大日霎貴(おおひるめの)神

 かって、この地一帯は沼地であった。伊吹おろし(木枯らし)が強く吹く日、一人の巡礼が笠を飛ばされた。巡礼は笠を取りに行く途中、葦やすすきの間で深みにはまり菅笠だけが残された。以来、その沼を笠取沼と言う。


2000.5.21 Photo by Kon
 名神高速道路をはさみ南、岩倉市北島に津島神社がある。その周りの湿地がトンボのお池として保存されている。笠取沼伝承の沼はもうないのでだが、ここに面影を偲ぶことができる。

 古老の話しでは、この近くに花の木山という塚があつた。そのせいか、石斧などが発掘されたという。名神高速のサ−ビスエリア建設時に弥生時代の集落が確認された。

2000.5.21
by Kon