尾張(おわり)神社
小牧市大字小針字中宮
小牧山の真南2kmに鎮座する。
祭神は
香山命
大名持命
譽田別命
一の鳥居脇には尾張名称発源之地の石碑。
小牧山はかって海面に立つ山で
この山を見て帆を巻くから帆巻山とか。
小針(こばり)の針は墾(はる)。
小墾(おばり)より尾張(おわり)と転訛が定説。
日本書紀神代下、第九段
「其の天火明命の児、天香山命は尾張連の遠祖なり」
本殿は東向き。
真東に10km程に高座山(146.2m)がある。
天香山命の降臨地との伝えがある。高蔵寺ニュウタウン東。
庄内川を隔てた東谷山に尾張戸神社がある。
西に10km程の一宮に真墨田神社がある。
いずれも天火明命を祭る。
境内北には明治八年、近くの森浦から遷座した
栗田神社の祠がある。
祭神は彦国葺命、仁徳天皇、天足国押命
神社周辺には
土器田、鏡田、政所、一色畑の地名が残る。
北里村志
「土器田及鏡田は古代此地より土器其他の神器を
調進したるものにして、是等を製作したる跡なりと称し、
一色畑は刀剣鍛冶の居住せし跡なりと云う。」
2001.3.11
by Kon