波蘇伎(はそき)神社
延喜式神明帳の尾張国中嶋郡30座の内の波蘇伎神社は
所在不明である。
そのほか下記三社も不明
針熊神社
千野神社
知除波夜(ちはや)神社
一説に波蘇伎神社は稲沢市南麻積(おうみ)町の天神社
古老は「このお宮の神様は菅原道真公となってますが
むかしは、どうも、ちがう神様が祀られていたようだ」といわれます
尾張神名帳集説
「式」従三位波蘇伎天神
作波曾岐按、伊香色雄命父綜杵命也
閇蘇(へそ)與波蘇語通
尾張神名帳集説乃訂考(江戸時代、津田生生)
南麻積(おうみ)村天神とよぶ小社その俤(おもかげ)なるべし。
波曾岐はかな書也。波曾岐は綜木(へそき)にて
麻積(おうみ)に就たる言葉也。麻積村と服部村は、
初めは伊勢ノ国より移り来て、尾張の方にも地名となれり
三重県松阪市に神麻続機殿(かんおみはたどの)神社がある
麻積部ゆかりの神社である。
麻積のル−ツ
毎年5月、10月の14日の日に伊勢神宮で神御衣(かんみそ)祭が行われる。
この時、皇大宮と荒祭宮に神衣を奉る。
神衣(みそ)は和妙.荒妙がある。
この神衣の麻布を調達した氏族が麻積部(麻続部)。
2000.5.16
by Kon