小塞(おせき)神社


愛知県一宮市浅井町尾関

一の鳥居から橋を渡り、二の鳥居に進む。

広大な敷地と深い森は、この神社の風格を伝える。

祭神は

天火明命

加具津知命

天加具山命

天照大御神

社は小塞宿禰弓張の墳墓と伝えられる前方後円墳の上に鎮座する。


私は橋の設計屋なので、参道の橋に興味をそそられた。

もちろん、この宮にも二十五丁橋はあった。

気になったのはこの桁橋である。

大江川は下流のかなりの面積の田畑に水を供給する。

取入口に真近のこの位置では田植え時期水流は多い。

そのためか水路はコンクリ−トボックスである。

この中を下流への水は轟々と流れている。

建設当時は河の中間に橋脚を設けた桁橋であったろう。

今はボックスの上に乗っかっている。

橋の名前は”いしはし”

寄付医師祖父江梅五朗

大正5年五月


式内社巡りもだいぶ日を重ねた。

鳥居、石灯篭等の建立銘文は明治末から大正が多い。

この時期、新興する産業での成功者は

村社、郷社の整備に寄付をしたのだろう。

そんな時代の風潮を感じとれる。

この神社の橋の寄付はその時代背景のなかで行われたのではなかろうか。



2000.6.3
by Kon