石刀(いわと)神社


一宮市今伊勢町馬寄

一ノ鳥居右手に竜神池がある。

かっては、大きな蓮池であった。

石力の竜神様の祠がその後ろにある。

祭神

手力雄(たじからお)尊

国常立(くにとこたち)尊

国狭槌(くにさづち)尊

豊斟淳(とよくもぬ)尊

岩戸古墳の上に鎮座と言われる。

伊勢湾台風のとき、大木が倒れ弥生時代の土器が発見された。

現在地の西方に拝殿、神楽殿という地名がある、

木曽川の氾濫のとき神体がここに流れついたとの伝承あり。

本殿はそのためか西向きである。

本殿横の宝物蔵から裏の林へ

慈覚大師が諸国巡礼の途中、木曽川の堤より望と、

沸き立つ黒雲のなか青竜が見えた。

其の地を訪ねると、石力の社であった。

劔福寺(神宮寺)縁起である。

劔福寺は手力雄命の本地佛 不動明王を祭る。

例祭石力まつりは四月十九日に盛大に行われる。

神事は神人である頭人を中心に行われ、

山車、飾馬の奉納となる。

千人余の氏子総出の祭りとしての伝統を守る。


2000.6.4
by Kon