伊奴[いぬ]神社
名古屋市西区稲生町
庄内用水に面して第二鳥居がある。
この用水は稲生川とも呼ばれ、灌漑、舟運の要であった。
第三鳥居。目隠し塀の横には、しめ縄のされた楠が生茂る。
祭神
素盞嗚尊,大年神
伊奴姫神[いぬひめのかみ]
伊奴は犬とされ、
犬のように安産おと参拝人が集まる。
伊奴姫は神活須毘神(いくすび)の御子、大年神の妃。
大国霊神を始め五神を生む。
天武天皇の御代に稲を献上、その際神を奉った。
この神社の縁起である。
昔、莞莚(おが)を織る藺(い)を産した。
藺沼がなまって”伊奴、いのう”となれり。(尾張地名考)
2000.4.9
by Kon