伊富利部(いふりへ)神社


愛知県葉栗郡木曽川町門間

一の鳥居前の交差点に竜神社旧地の石標あり。

楼門の扉には菊の紋章が彫られている。


祭神
若都保命(伊富利部大神)

境内の古墳

本殿脇に竜神社。



境内の社伝板

伊福部氏の祖若都保命を祀る。

命は天孫命の御兄神天火明命の裔弟彦命の御弟神に座します。

(中略)

上門間庄の一宮として誉田別命を祀る。

(後略)



神社南に金屎の地名あり、隣は金塚。

金屎からは金属の屑が多量に発掘された。

境内には磐座がある。石室とおもわれる石組。

境内出土と伝えられる鉄剣は砂鉄で鍛えた奈良時代のもの。



この地は平安時代は上門間(かみかどま)荘であった。

平安京の大内裏には十二の門があり

西北は殷部門であり、伊福部門とも呼ぶ。

この地の舎人が守ったのであろうか。

2000.6.4
by Kon