賣夫(ひめふ)神社


愛知県中嶋郡平和町大字六輪字嫁振

嫁振の旧道沿いの一の鳥居から、二の鳥居、三の鳥居

そして広い境内

境内前の県道拡幅による昭和59年改築

祭神は大ヒメ布(おおひめふり)命。

大ヒメ布命は人皇第10代崇神天皇の御母の弟、伊香色雄命の御子。

崇神天皇は諸国の治安開拓のため

皇族を四道将軍として各地に派遣した。

東海地方には武淳川別命(たけぬなかわわけのみこと)が当たられた

この命に従って、この地方の治安開拓に功績を残したのが

大ヒメ布命であった。

命はこの地に留まり、子孫繁栄、氏神として祭る。

(境内の板書より)

延喜式神名帳には祭神は大鞆和氣命(応神天皇)とあるが

氏子は板書のごとく口伝する。

神社の東は日光川

この辺りは250年程前、塩畑村

(現在 佐織町勝幡(しょばた))より開けた。

昔、この地に広葉柳が多く

この柳の別名与梅扶利から当地名は嫁振(よめふり)となる。


2000.5.14
by Kon