味鋺(あじま)神社


名古屋市北区楠町味鋺

 名古屋の北,庄内川を水分橋で渡ると東に神社がある。 仁王様が立つ山門を備えた護国院の東が境内地。
 護国院は天平年間(729〜749)行基の創建で薬師寺と呼ばれ、天永2年(1111)西弥情人再興(案内板より)。味鋺神社はこの鎮守だったのだろう。

本殿は天保14年(1843)再建
桧皮葺、三間社流造。

祭神

宇麻志麻治
味間見命

宇麻志麻治は物部の始祖、饒速日命(天火明命)の子。

味間見命は宇麻志麻治の御子。


 神社の北東1kmのところに二子山古墳があり、 かっては神輿渡御が行われていたという。
 この近辺は味鋺の百塚と呼ばれた程、墳墓が多くあった。 天神古墳からは5世紀初期の四獣鏡、捩文鏡、琴柱(ことじ)が出土。 白山藪古墳は昭和25年に発掘調査、5世紀初期の首長の墳墓と確認せれている。

2001.6.5
by Kon