車山(やま)


城前の広場には十三町内の山車が並ぶ。 1台ずつ引き出され、からくりが奉納される。

試楽、本楽の二日間、華やかな祭り日となる。

本楽祭のからくり順序 車山   練る物 枝町 遊漁神 魚屋町 眞先 下本町 應合子 中本町 西王母 小母衣 熊野町 住吉臺 新町 浦島大母衣 本町   咸英 練屋町 國香欄 鍛冶屋町   壽老臺 殺生人 名栗町 絳英 寺内町 老松 余坂町 宝袋 外町   梅梢戯

左から練屋町、枝町、鍛冶屋町、下本町

余坂町

左が中本町、右が新町

中本町

熊野町

名栗町

寺内

犬山では「車山」と表記して「やま」と言われる。 17世紀中から針鋼神社の祭礼に姿を現わした。 当初は台車の上に飾り物を乗せて巡行するものであった。 18世紀末には今日の三層山になり、 からくりも含めてこの頃に現在の車山の原型が整えられた。 この町の山車は領主の庇護はなく すべて町衆により受け継がれてきた。 資金的負担は大きく、 ”車山のある町ヘは嫁をやるな” と言われたとか。 しかし、この伝統はこの町の誇りである。 2000.4.1 by Kon