絵馬

愛知県犬山市宮山
2001年 3月11日、日曜日


大縣(おおあがた)神社の祭神は大縣大神。

摂社 姫の宮に玉姫を祭る。

姫の宮は子宝の神として有名。



古来、この地域は邇波縣(ニワアガタ)と呼ばれ、

豪族、丹羽氏が治めたと言われる。

玉姫は丹羽氏の祖大荒田の娘。



神社裏には、尾張平野を一望する本宮山がある。

参道を真っ直ぐ西に向かうと県内有数の古墳”青塚古墳”がある。

青塚古墳の近くに第一鳥居があったと言われる。

江戸時代、その近くで銅鐸が出土したと言われる。




大縣神社と田縣神社の祭礼は共に3月15日。

(以前は本来の旧暦正月14日の行事であった。)

所在地が犬山市と小牧市に別れ、

姫宮の祭礼は3月15日以前の日曜日 となった。

時代の流れで、二つの祭礼の縁は薄くなってゆく。

しかし、

ふたつの祭礼には、日本の古代を語るに値する物語があると思う。

そんな思いで、参道を後にした。




2001.3.11
by Kon