福江町
踏切りから北が福江町。
秋葉神社の手前の町屋。
祭なので、ご夫婦で格子戸を掃除されてた。
「おばあちゃんが嫁に来た時からの家ですよ。織問屋やってました。」と奥さん。
江戸期の1700年代後半、
竹鼻の町に京都西陣から織物職人が移住して来た。
木綿織物の機留縞、管大臣縞、美濃結城縞などの
「美濃縞」の生産地として発展した。
江戸後期には、機屋・問屋・仲買などの制度が設けられ、
竹ヶ鼻の町には、問屋や仲買の店が数多くでき、
人々の往来が増した。
明治20年代、家内工業化で生産が急激に伸び、
裕福な竹ヶ鼻の町衆は、格子戸のある立派な家を競って建てた。
その格子戸が今も町並みに残る。
愛知県の起、一宮と川向こうの繊維産業のル−ツがここなのだろう。
2001.4.28
by Kon
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