甚目寺町萱津付近

新川に合流した五条川は萱津橋 、大治橋、万場小橋と下る。

萱津橋

新川に平行して庄内川が流れている。したがって、
萱津橋には豊公橋、万場小橋には万場大橋と二つの橋が並ぶ。

蛇行する大河、庄内川を、江戸期に分流して新川ができた。
その前は、もともと川というより海に近い干潟であったろう。

三河国の猿投神社に伝わる古地図が,五条川は
萱津の島とビワジマの島の間の海、干潟の名残であると告げる。

河原に残る芦原や雑木は、今でも川鵜の宿である。

合流点には御鷹野橋がある。その上流に法界門橋、そして名鉄津島線鉄橋。

この鉄橋の上流で、川は大きく蛇行する。一帯は遊水池である。
この川原から、熱田神宮に萱が奉納される。

御鷹野橋から法界門橋にかけて、川の西に旧道が走る。
都と鎌倉を結ぶ「鎌倉街道」の名残である。

萱津神社は、この街道と堤防の間にある。

桜の頃の萱津神社



本殿奥にある香物殿
祭神、鹿屋野比売


2001.4.5
by Kon