揚子江(長江)の南、江南の地には太湖を筆頭に幾多の湖が点在する。 13世紀末、蘇州を訪れたマルコ・ポーロは「東方のベニス」と記した。 「蘇州夜曲」 君がみ胸に抱かれて聞くは、夢の舟歌、恋の歌 水の蘇州の花散る春を、おしむか柳がすすりなく 花をうかべて流れる水の明日の行方はしらねども 水にうつした二人の姿きいてくれるな、いつまでも 髪にかざろか口ずけしよか、君がたおりし、桃の花、 涙ぐむよな、おぼろの月は、鐘がなります、寒山寺 遠くは漢詩「楓橋夜泊」、近くはこの「蘇州夜曲」で知られる運河の街 「蘇州」。その周辺には、あまり観光客の訪れない古鎮が点在する。 今回の上海から蘇州へのル−トは、中国古石橋探訪という学術の旅であ ったが、岐阜大学名誉教授井上先生と九州産業交通(株)旅行部玉名支店 の寺本伸敏氏により綿密な打合せ、企画がされ、「朱家角」、「周荘」、 「同里」といった水郷の古鎮を巡った。マルコ・ポーロの「東方のベニス」 の真意を堪能する絶品の旅となった。 是非,上海旅行の折りには訪ねてみられることをお薦めします。