DWFのWHIP!VBscriptリファレンスを眺め、次のメソッドをピックアップした。 何をしたいかと言えば、分割ローディング。ラスターデータにはストリーミング という方法がある。データ転送完了を待たず、届いた部分から再生をして行く方法。 ベクタ画像は、白地図、道路、河川、地名、街区といった項目別にデータを作り、 項目単位で転送表示して合成していく方法が取れる。地図を見る人は、紙の地図の ように、すべてが書き込まれた画像を最初に見て、その中から必要な情報を探し出 すのではなく、白地図を見て次に行政界をダウンロードし、次に地名を合成して行 く。そのほうが目的の位置を探すのに便利だ。河川のデータは必要としない時もあ る。電子地図とは、このような使い方ができるはずだ。紙の地図のイメージに囚わ れているとできないが、電子地図のデータ構造から組み立てれば、自然に発想され るものだ。 Addについては実験済みだ。ADDbyrefはc++ レベルで生の dwf 高速送信手順。 C知らずの悲しさ。この方法があることだけ覚えておこう。 Setinsertiontranslation、SetinsertionscaleはAddの時、平行移動とスケール 変換ができる。シンプルなデータを作成するのが第一だが、合成時に微調整は 可能なことは覚えておこう。 |
VBScriptでは次のようにDWFの合成、置き換えができる。 LoadStreamAutomaticallyがfalseだと何も実行されない。と推定される。 画像の横にコマンドを張りつけ確認実験をした。作ったDWFは、 0、1、2を表示にしてDWGからDWFに出力。 0のみを表示にしてDWGからDWFに出力。 1のみを表示にしてDWGからDWFに出力。 2のみを表示にしてDWGからDWFに出力。 こうして確認実験用のシンプルなデータを作った。 コマンドボタンにはClear,StreamNameaが割り付けてある。 MergeDwfのtrue、falseはクリックで切り替えられるようにしてある。
リファレンスの通りの動作をする。分割ローディングは可能だ。 これを利用するDWFデータを作成すればいいだろう。 ただひとつ、Clear後の最初のLoadでインターナルエラー が発生する。この回避策を見つけておくのが課題だ。 これらのコマンドはjavaScript版にはない。AutoCADはレジストリへの 書き込みをする。DOS時代はテキストのINファイルだったが、Windows ではバイナリーのレジストリになった。プラットホームのOS仕様だから、 やもう得ない。NetscapeのjavaScriptでは、Cookie以外の 場所にデータを書き込むのは、ご法度。多分、mergedwfのフラッグをレジストリに WHIP!は書いているのだろう。そのためmergedwfは無効 と推定する。mergedwfのフラッグをCookieに書き込んで NetscapeのjavaScriptでも使えるようにすべきと思う。この点が最新版で はどうなっているか、WDFへのAutodeskの熱意が、推測できる ように思う。本気でPDFと戦うなら、見落としてならない戦術要所だろう。 このページの一部にVBscriptを利用しました。javaScriptを補完するレベルでしかない。 当社はUnix上のapatchシステムで稼動するレンタルサーバーがら 発信しています。このページからサーバー経由でVBscriptを操作することはできません。 セキュテイの問題はないレベルですから、このまま公開いたします。 |