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当社はsimplexとBigfontを使います。DOSの時代からそうなのですが、インクジェットで印刷する時代にどうなの? |
英語文字セットではsimplexが無難です。CADを使って2、3年でスタイルを決めました。漢字がない英語文字のフォントは、あんなに書体があるのですが、土木の設計図には必要ありません。 CADの線には太さがありません。いくら拡大しても、限りなく細い線です。これでないと、設計図とはいえません。平面位置は測量座標で決められます。道路の中心はその座標で決めます。橋台の位置を決めます。 橋台の前には河があります。河川に沿って、「ここから入ってはだめ!」という線があります。あらかじめ、座標ソフトで計算して決めるのですが、図面にしながら、そのことをチェックします。CADは限りなく細い線です。 頭の中で想像したイメージものそうでした。色は付けますが、太さはありません。 土木の図面は白黒です。0.5mmと0.3mmの線を使い分けて表現します。 CADでは、線の色でプロッターに握らせるペンをコントロールします。CADの線が限りなく細い線でいい訳です。インクジェットでプリントアウトが一般化した現在,線の太さ0にこだわる必要もなくないました。でも、 エンジニアが頭の中で描く図面の線に太さはありません。AutoCADLT2002で太さ属性が加わりましたが、当社ではデフォルトのままで、設定はしません。デフォルトは0でないのですが、気に留めていません。 この太さ0の線に対応したフォントが.shxです。アジア言語圏に拡張するのがBigfont.shxです。 |
送られて来た図面を開け、文字が読めないことがあります。AutoCADLT2002のBigfont.shxにデータがない文字です。extenton.shxにしても、??が解消されない場合が多いのです。
この場合は、 TrueType フォントを使用します。と思ったのですが、TrueType フォントがリストにない。慌てた経験があります。 その時は「Bigfont.shxを使用」のチェックを外しておきます。TrueType フォントは2バイト文字で全部の文字をカバーしています。1バイトのshxと2バイトのBigfont.shxの組み合わせで、2バイトだけTrueType フォントを使う。これもありうるのですが、AutoCADLTでそうなっていない、 ということです。 |
TrueType フォントは袋文字です。塗りつぶするか、しないか。設定が必要です。もうペンプロッターも使わないのでいいのですが、ある時、図面の書き上げに大層時間が掛かりました。一文字づつ、塗りつぶしていたわけです。それで TrueType フォントは使わないことにしました。 その習慣で TrueType フォントの事情はよく知りません。フォントに関して二つだけメモしておきます。 横書きでは文字が寝てしまいます。 |
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