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AutoCADLT2000の案内は頂いていたのですが、パスしました。98から2002のバージョンアップを始めました。何が変わったのだろう?過去のデーターはどうすればいいのだろう? |
AoutoCADの最も基本的なインターフェースはキーボード。
ブラインドタッチでコマンドと数値を叩き込む。これがスーパーオペレーター
なのでしょう。 コマンドが頭に入っていれば何でも出来ます。でも、それは無理。じゃあボード に割り付けペンで指示しましょう。これがタブレット。DOSの時代のワークステーションで、タブレットがあるのがCADブースでした。 Windows95でAoutoCADが一変しました。ペンはマウスになりタブレット はGUIとしてPCの中に消えてゆきました。人に優しいCADに成ったのでしょう。 僕もAoutoCADLT98でライセンスを取得しました。いまでも直線を引く 時はLと打ち込み、続いて座標値を打ち込みます。技術屋は 数値は頭の中にありますから、これが一番早いのです。 Windows対応のタブレットが今でもあります。これを使うとデジタイザー に成ります。デジタイザーは持っていましたが、壊れてしまいました。 スキャナーで読み取りベクトル化したほうが精度がいいようです。 経験上そう判断しました。デジタイザーを修理するのは止めにしました。 最近ペンプロッターも動かさなくなりました。実はデジタイザーと合体 したペンプロッターなのですが、ちょっと物を置いておいたのがいけな かったのでしょう。微妙なバランスが崩れ、エラーストップしたままです。 修理には14万円必要ということです。 もうペン仕様の紙打ち出しを要求されることはなくなりました。インクジェット で十分です。世界のMUTOとして僕も技術的には信頼していましたMUTOさんと はお別れすることになってしまいました。インクジェットはHPを使っています。 ペンプロッターは愛着があり処分はしていません。部品供給も終ったようです。 部品があれば修理して使えるのにという方がありましたら、ご一報下さい。 臓器移植ドナーになれるかもしれません。事務所の片隅にA1フラットベットは眠っています。 この5年の間に、CADを取り巻く環境も随分と変わりました。AoutoCADLT2000の 案内は頂いていたのですが、パス。98から2002のバージョンアップを始めました。 |
デフォルトインストールは無事終り、「さー」、とおもったのですが「ちょっと
待ってよ、これなーに」。操作する度に小ウィンドウが開きます。立ち上げの時に
開くダイアログも全然ちがいます。98はまだ使えるようです。しばらくお預けにしました。 最近レーザープリンターをネットワーク対応のSHARPに変更しました。 カラー写真に階調で対応でぎる。CADの印刷は伝統的にペン番号と色を 対応させてコントロールしてきた。線の太さは色でコントロールされる。 印刷タブで色と太さを対応させプロットする。古いレーザープリンターは 階調対応しないので問題は無かったのだが、新しいSHARPプリンターでは 問題が生じた。黄色は0.3mmとして強調したいのだが薄くなってしまう。インクジェットプロッターの HPは白黒モードを指定できるので問題とはならない。SHARPに問い合わせた が白黒モード指定がないという。商品選択を間違えたと思った。 ある時、2002で印刷をしてみた。設定ファイルにmonochrome.ctbというのが あった。これを選択すると、SHARPでも問題なく印刷できた。やれやれ.... 。ソフト側でモノクロにしてプリンターに送る訳だ。しばらく2002は印刷ソフト だった。 この時知ったのだが、線の特性に太さが加わった。確かに太くしてやると 作図画面でも太く見える。2002では大幅なデーター構造変化があったようだ。 98で読み取れないDXFをもらう事がある。2002では読み取れる。こんな経験 を積み重ねていると、バージョンアップによるデーター構造変化が おぼろげに推定できる。21世紀になったのだから、線の太さと色の 関係は解消されてもいいのではと思った。 仕事が暇になり、本格的な乗り換え作業にかかった。ヘルプに アクテイブアシスタントというう機能がある。メニューバーの右端、ヘルプを プルダウンすると現れる。これでアクテイブアシスタントをクリックでダイアログが開く。 さらに右クリックでタブが開く。この最下段に設定がある。 ここで、アクティブ化のラジオボタンを「すべてのコマンド」から「要求時」に変えておこう。 広くもないデスクトップにマウス操作の度に追いかぶさるように小ウインドウが開いては 作業はできませんもの。 |
これが2002のウインドウ。98とそんなには違わない。作業領域は目に優しい
ブラックにしている。領域の右と下にはスクロールバーがある。EXCELと同じだ。
これは使わないので消しておく(ツール>オプション>表示>)。ただ、下の
「モデル」、「レイアウト」のindexは残る。モデルとペーパー空間の切り替え
がここでできる。しかも、「レイアウト」は幾つでも増やせるようだ。
これは98と違う。98では表示>「タイルモデル空間」又は「ペーパー空間」とクリックして選択だった。ペーパー空間から窓(ビューポート)を通して図形編集するのが
「浮動モデル空間」だった。2002は表示>のプルダウンに空間選択
が消えている。モデル空間とペーパー空間の仕様も変わったのだろうか。 それはさておき、ツールバーを点検しよう。僕は基本的にはデフォルトで使う 主義だが、コマンド選択はメニューバーのプルダウンから入るのとツールバ ーの2系統がある、 重複するので、どちらか消しても支障がない。使い慣れたパターンで整理しておこう。 左縦にあるツールバーの上端でマウスをプレスして上のバー領域にドラッグ&ドロップ。 ツールバーは上辺に3段で使うことにしている。 |
ツール>カスタマイズ>でダイアログを開いた状態にしておく。ツールバーの
要らないアイコンをバーの外にドラッグ&ドロップ。これで削除される。 メニューバーの下にStanderd,ObjectOroperties,Modifyの 3つのツールバーが並ぶ。Modifyが最もよく使う。削除、複写、移動、回転。 これが頻繁に使うアイコン。鏡像、オフセット、配列複写は修正のプルダウン から行うので消している。 |
ウインドウズアプリケーションだからEXCELライクなのは当然なのだが、
98はマルチドキュメントではなかった。図面を2枚編集するにはAoutoCADLT98
を2つ起動しなければならなかった。今度のLTはマルチドクメントみたいだぞ。
1つのLTで何枚でも図面が開ける。さてさて、直線をドラック&ドロップ
で別の図面に落す。複写ができました。賢くなったねLT君。 98は一々ブロック挿入でした。不便でした。右クリックでドラック&ドロップ すると従来のブロック挿入を選択もできます。地形図のような大きな背景を 別図面から挿入する場合はこの方がいい。背景はそのままブロックで終る こともある。少なくとも、合成の位置合わせが完了するまでは ブロックのままで分解しないのが便利だ。 なんとか環境整備も終わり、使い始められそうです。 |
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