reference

WHIP!リファレンス　visual basic/vbscript

プロパティ

backcolor タイプ：ole_color

既定値：
ファイル内で指定された背景色。背景色が指定されていない場合は gray。

説明：
コントロールの背景色を設定または取得。ole_color は 16 進数 00bbggrr という形式。
例：
whip1.backcolor = &hff
（背景色を赤色にする）

userinterfaceenabled タイプ： boolean

既定値： true

説明：
ユーザインタフェースのモードを設定または取得。true の場合、右クリックするとオプションメニューが表示される。
注意：
ユーザインタフェースが false の場合、 cursormode プロパティを設定することによって一部のユーザインタフェースを使用可能にできる。
例： vb
whip1.userinterfaceenabled = false

streamname タイプ：bstr
既定値：null

説明：
図面データを表す url を設定または取得。完全修飾された url またはローカルドライブ上のフルパスでなければならない。
注意：
loadstreamautomatically プロパティが true の場合、whip! は設定時に streamname によって指定されたファイルを自動的にロードします。
mergedwf プロパティが true の場合、 streamname によって指定されたファイルを現在表示されているファイルとマージします。
streamname を設定すると、既定時には dropfile が streamname の位置で同じ名前の dwg ファイルに設定されます。ファイルを別の名前または位置、もしくはその両方でドロップしたい場合、streamname を設定したあとに dropfile プロパティを設定する必要があります。

streamloaded イベントは完了時に発生します。
例： vb
whip1.streamname = "http://www.mycompany.com/myfile.dwf"
whip1.streamname = "c:\mydir\myfile.dwf"

loadstreamautomatically タイプ： boolean
既定値：true

説明：
ユーザが streamname プロパティを url に設定した場合、 loadstreamautomatically プロパティを使って、データのストリームを直ちにロードするかどうかを判断します。
注意：
このプロパティは、streamname プロパティが設定されたときに whip! がデータをロードするのではなく、whip! をコントロールするアプリケーションが add および addbyref メソッドを使って whip! にデータを渡したい場合に便利です。
例： vb
whip1.loadstreamautomatically = false

highlighturls タイプ： boolean
既定値： false

説明：
url ハイライト表示のモードを設定または取得。true の場合、リストに埋め込まれたすべてのリンクが灰色から白色、そして透過にハイライト表示され、これを繰り返す。
例： vb
whip1.highlighturls = true

greekimages タイプ： boolean
既定値： true

説明：
ユーザが dwf ファイルを画面移動またはズームしたとき、イメージをアウトライン表示にするかどうかを指定。true の場合、表示ファイル内のすべてのイメージが四角形とその対角線によって表す。false の場合、画面移動またはズーム中もイメージが表示される。
例： vb
whip1.greekimages = true

dropfile タイプ：bstr

説明：
whip! から別のアプリケーションに dwf をドラッグアンドドロップしたときにドロップされるファイルを設定または取得。完全修飾された url またはローカルドライブ上のフルパスでなければならない。
注意：
現在、whip! は autocad への dwf のドラッグアンドドロップのみをサポート。この操作の結果として、dropfile によって指定された dwg ファイルが autocad にドロップされる。
例： vb
whip1.dropfile = "http://www.mycompany.com/myfile.dwg"

cursormode タイプ：long

説明：
現在のカーソルモードを取得または設定。カーソルモードを次のいずれかの番号に設定すると、カーソルアイコンが変化し、ユーザとマウスの間の操作モードが効果的に変更される。
(1) pan（画面移動）
(2) zoom（ズーム）
(4) zoom to rectangle（選択範囲をズーム）
例： vb
whip1.cursormode = 1
ユーザは whip! ウィンドウ内で左マウスボタンを押しながらマウスを移動することによって、図面を画面移動できます。

proxyaccesstype タイプ： long
既定値：0

説明：
インターネット上の場所からローカルシステムへの dwg ファイルのドラッグアンドドロップやファイルの保存などのタスクを実行するときに、whip! が使用するインターネットアクセスのタイプを設定または取得。タイプは、次のいずれかの整数によって指定されます。
0 システムレジストリであらかじめ指定されたプロキシ設定を使ってインターネットにアクセス。
1 プロキシサーバを経由せず、インターネットに直接接続。
3 インターネットにアクセスするときにプロキシサーバを使用。
例： vb
whip1.proxyaccesstype = 3
whip1.proxyserverlist = "ftp=myftpserver:8080;
gopher=mygopherserver:8080;
http=myhttpserver:8080;
https=mysecurityserver:8060"

whip1.proxybypassserverlist = "myserver.mycompany.com;myserver2"

proxyserverlist タイプ：bstr
既定値：空の文字列

説明：
インターネットにアクセスするときに使用するプロキシサーバを設定または取得。次のような形式でリストします。
servertype=servername:port#;servertype=servername:port#;etc.
注意：
このプロパティは、proxyaccesstype が (3) の場合だけ有効です。
例： vb
whip1.proxyaccesstype = 3
whip1.proxyserverlist = "ftp=myftpserver:8080;gopher=mygopherserver:8080;http=myhttpserver:8080;https=mysecurityserver:8060"
whip1.proxybypassserverlist = "myserver.mycompany.com;myserver2"

proxybypassserverlist タイプ：bstr
既定値：空の文字列

説明：
アクセスされたときにプロキシをバイパスすべきサーバアドレスを設定または取得します。この種のアドレスにはイントラネットサーバなどがあります。次のような形式でリストします。
myserver.mycompany.com;myserver2.mycompany.com
注意：
このプロパティは、proxyaccesstype が (3) の場合だけ有効です。
例：vb
whip1.proxyaccesstype = 3
whip1.proxyserverlist = "ftp=myftpserver:8080;gopher=mygopherserver:8080;http=myhttpserver:8080;https=mysecurityserver:8060"
whip1.proxybypassserverlist = "myserver.mycompany.com;myserver2"

mergedwf タイプ：boolean
既定値：false

説明：
whip! に追加される新しいデータを現在のデータとマージするかどうかを設定または取得します。たとえば、ユーザが streamname プロパティをあるファイルに設定してから、別のファイルに設定した場合、次のいずれかが起こります。
mergedwf が true の場合
新しいファイルは現在のファイルにマージされる。
mergedwf が false の場合
新しいファイルが古いファイルを置き換えます。
例： vb
whip1.mergedwf = true
whip1.streamname="myfile.dwf"
whip1.streamname="myfile2.dwf"
myfile2.dwf は myfile.dwf の上に表示されます。

borderstyle
タイプ： short
既定値：0

説明：
ウィンドウの周囲に境界を表示するかどうかを設定または取得。値 (0) は境界を表示せず、値 (1) は境界を表示。これは、ole コントロールの既存のプロパティです。
例： vb
whip1.borderstyle= 1

appearance タイプ：short
既定値：0

説明：
ウィンドウを 3d 外観にするかどうかを設定または取得。値 (0) は平面的な外観、値 (1) は 3d 外観。これは、ole コントロールの既存のプロパティです。
例： vb
whip1.appearance=1

forcearrowkeys タイプ： boolean
既定値：false

説明：
画面移動のための矢印キーを whip! に強制的に処理させます。whip! が cformview 派生クラス内に挿入された場合、矢印キーは動作しません。これは、この問題を避けるための手段です。
例： vb
whip1.forcearrowkeys = true

booleansetanddrawview (boolean adjust_aspect_ratio, double left, double right, double bottom, double top)
戻り値：
成功した場合は true、そうでない場合は false。

説明：
現在の視点を設定し、表示を更新します。adjust_aspect_ratio が true の場合、ウィンドウサイズに対するファイルの縦横比を保つために（つまり、ファイルがストレッチされないように）、left、right、bottom、top によって指定された境界を調整します。視点は、dwf ファイル座標の四角形によって指定されます。
注意：
ファイルまたはデータが whip! によって読み取られていない場合、この関数は初期視点を設定します。
例： vb
whip1.setanddrawview true, 100000.0, 200000.0, 100000.0, 200000.0

booleansetanddrawviewbyname (boolean adjust_aspect_ratio, bstr view_name)
戻り値：
成功した場合は true、そうでない場合は false。

説明：
文字列 view_name に関連付けられた視点を設定または作画します。adjust_aspect_ratio が true の場合、ウィンドウサイズに対するファイルの縦横比を保つために（つまり、ファイルがウィンドウに合わせてストレッチされないように）、関数は view_name に関連付けられた境界を調整します。
注意：
whip! が読み取ったファイルまたはデータの中で view_name が指定されていない場合、この関数は false を返します。
例： vb
whip1.setanddrawviewbyname true, "kitchen"

booleanprintcurrentview
戻り値：
システムプリンタが存在する場合は true、そうでない場合は false。

説明：
メソッドは、ファイルの現在の視点を既定のシステムプリンタに印刷します。メソッドは[印刷]ダイアログを呼び出しません。
例： vb
whip1.printcurrentview

boolean printsetup (boolean white_background, boolean black_geometery, boolean show_dialog, variant printer)
戻り値：
[印刷]ダイアログでユーザが[キャンセル]をクリックしなかった場合は true、[キャンセル]をクリックした場合は false。

説明：
印刷に関する[背景を白にする]オプションと[ジオメトリを黒にする]オプションを設定します。また、ユーザが現在の視点の印刷を選択するための[印刷]ダイアログを呼び出します。最後のパラメータは、printer という printer オブジェクトを指定します。
例： vb
dim myprinter as printer

whip1.printsetup(true, true, false, printer)
whip1.printcurrentview   '上記のプリンタを使って印刷する

if (whip1.printsetup(true, true, true, printer)) then
    whip1.printcurrentview   'ダイアログ付きで既定のプリンタに印刷する
end if

for each myprinter in printers
    printer = myprinter
    printer.orientation = 2 '横向き
    printer.zoom = 50 'ページの 50%
    whip1.printsetup(true,true, false, printer)
    whip1.printcurrentview
next myprinter   'ダイアログなしですべてのプリンタに印刷し、ユーザシステムを構成する

voidclear
戻り値タイプ： void

説明：
whip! 内のすべてのジオメトリを取り除き、すべてのリストをクリアします。clear によって whip! が破壊されることはありません。whip! を終了する前や streamname プロパティを設定する前に clear を必ず呼び出す必要はありません。
例：vb
whip1.clear

variantcomputecoordinate(long from_space, long to_space, double x, double y)
戻り値タイプ：
変換された座標が入った variant 配列

説明：
from_space 内の位置 (x,y) を to_space 内の新しい位置 (x',y') に変換します。次の任意の 2 つの空間の間の変換が可能です。ソース (dwg) = 0
dwf= 1
ウィンドウ = 2 戻り値は配列で、1 番目のインデックスは x 座標、2 番目のインデックスは y 座標を表します。

例： vb
z = whip1.computecoordinate(2, 0, x / screen.twipsperpixelx, y / screen.twipsperpixely)
debug.print z(0), z(1)

voidadd(variant buffer)
戻り値タイプ：void

説明：
whip! に ascii dwf データを追加します。
variant 内のデータは、バイト配列または ansi 文字列です。

例：
whip! に線を追加する
whip1.backcolor = 0
whip1.add "(dwf v00.36)"
whip1.add "l 0,0 200000,200000"
whip1.add "(endofdwf)"
注意：
データの追加が終わったら、add 関数の最後で更新を強制的に行うために次の関数を呼び出さなければなりません。
add("(endofdwf)")
endofdwf で終わらない関数は自動的には更新されません。endofdwf は、dwf を更新するために必要に応じて複数回使用できます。

intgetwindowextentsleft
intgetwindowextentsright
intgetwindowextentsbottom
intgetwindowextentstop
戻り値：
現在のウィンドウの座標（ピクセルで示す）。
例： vb
dim left as double
left = whip1.getwindowextentsleft

doublegetdrawingextentsleft
doublegetdrawingextentsright
doublegetdrawingextentsbottom
doublegetdrawingextentstop
戻り値：
図面の最大範囲を指定する四角形の座標（ファイル空間）。
例： vb
dim left as double
left = whip1.getdrawingextentsleft

boolean getinitialview(stream_fully_loaded as boolean, left as double, right as double, bottom as double, top as double)
戻り値：
このメソッドは、dwf ファイルの初期視点の境界を取得します。パラメータはすべて参照で受け取ります。ファイルが完全に whip! に流し込まれれていない場合、stream_fully_loaded パラメータは false を返します。この戻り値は、メソッドの呼び出しが失敗したかどうかを示します。
例： vb
dim l as double
dim r as double
dim b as double
dim t as double
dim loaded as boolean

if (whip1.getinitialview(loaded, l, r, b, t)) then
     if (loaded) then
        debug.print l, r, b, t
    end if
end if

doublegetcurrentviewleft
double getcurrentviewright
double getcurrentviewbottom
double getcurrentviewtop
戻り値：
現在の四角形視点の適切な座標（ファイル空間）。
例： vb
dim left as double
left = whip1.getdrawingextentsleft

string getfileversion
戻り値：
dwf ファイルのバージョンを示す文字列。
例： vb
debug.print whip1.getfileversion

string getunits
戻り値：
dwf ファイルの単位を示す文字列。
説明：
dwg を dwf として書き出す場合、オプションで users2 というテンポラリ変数に文字列を格納できます。この文字列は図面単位の名前を表します。この関数は dwf ファイル内の単位文字列を返します。
例： vb
debug.print whip1.getunits

void deletelayer(bstr layer)
戻り値： void

説明：
"layer"によって指定された画層が表示中の dwf ファイルに存在する場合、その画層およびその画層にあるすべてのジオメトリが削除されます。
例： vb
whip1.deletelayer "kitchen"

void dodraganddrop(bstr dropfile)
戻り値： void

説明：
おもに内部使用。whip! のプログラマが doverifyfileexistence イベントに上書きするとき、ファイルが確認されたあとに dodraganddrop を呼び出さなければなりません。

boolsetinsertiontranslation(double x, double y)
戻り値：
成功した場合は true、そうでない場合は false。

説明：
いずれかの add ルーチンを通じて、または mergedwf プロパティを true に設定し、streamname を変更することによって、whip! にデータを追加する場合、新しいデータはもとの表示データに対して数量 x と y によって変換されます。これによって、新しいデータの表示方法をある程度コントロールできます。
例：
下のsetinsertionscale の例を参照。

boolsetinsertionscale (double x_scale, double y_scale)
戻り値：
成功した場合は true、そうでない場合は false。
説明：
いずれかの add ルーチンを通じてか、mergedwf プロパティを true に設定し、streamname を変更することによって、whip! にデータを追加する場合、新しいデータはもとの表示データに対して数量 x_scale と y_scale によって尺度変更されます。これによって、新しいデータの表示方法をある程度コントロールできます。
例： vb
private sub command1_click()
whip1.userinterfaceenabled = false
end sub
private sub command2_click()
whip1.userinterfaceenabled = true
end sub
private sub form_load()
   addbasecircle
   whip1.mergedwf = true
end sub
private sub whip1_mousedown(button as integer, shift as integer, x as single, y as single)
if (whip1.userinterfaceenabled = false) then
   if (button = 1) then
      z = whip1.computecoordinate(2, 1, x / screen.twipsperpixelx, y / screen.twipsperpixely)
      debug.print z(0), z(1)
      whip1.setinsertionscale text1.text, text2.text
      whip1.setinsertiontranslation z(0), z(1)
      addcircle
   end if
end if
end sub
sub addbasecircle()
   whip1.add "(dwf v00.36)"
   whip1.add "(background 0)"
   whip1.add "r 5000,7000 2000"
   whip1.add "(endofdwf)"
end sub
sub addcircle()
   whip1.add "(dwf v00.36)"
   whip1.add "(background 0)"
   whip1.add "r 0, 0 2000"
   whip1.add "(endofdwf)"
end sub

variantnamedviews(variant item)
戻り値タイプ：
whipnamedviewcollection を表す variant
例： vb
dim whip_names as whipnamedviewcollection
dim whip_name as whipnamedview
set whip_names = whip1.namedviews(null)
for each whip_name in whip_names
   debug.print whip_name.name
    whip_name.show
next whip_name
for i = 0 to whip_names.count - 1
    debug.print whip_names(i).name
next i
whip_names("antimatter_injectors").show

variantlayers(variant item)
戻り値タイプ： whiplayerscollection を表す variant

例：vb
dim whip_layers as whiplayercollection
dim whip_layer as whiplayer
set whip_layers = whip1.layers(null)
for each whip_layer in whip_layers
   debug.print whip_layer.name
   whip_name.visible = true
next whip_layer
for i = 0 to whip_layers.count - 1
   debug.print whip_layers(i).visible = false
next i
whip_layers("structural_integrity_field_generators").visible = true

variantlinks (variant item)
戻り値タイプ：
whiplinkscollection を表す variant
例： vb
dim whip_links as whiplinkcollection
dim whip_link as whiplink
set whip_links = whip1.links(null)
for each whip_link in whip_links
debug.print whip_link.name
next whip_link
for i = 0 to whip_links.count - 1
debug.print whip_links(i).name
next i

variantfindtext (variant item)
戻り値タイプ：
whiptextcollection を表す variant
説明：
検索パラメータと一致する truetype テキストのコレクションを返します。
注意：
例：
dim whip_texts as whiptextcollection
dim whip_text as whiptext
set whip_texts = whip1.findtext("borg")
for each whip_text in whip_texts
   debug.print "intruder alert!"
   whip_text.show
next whip_text
for i = 0 to whip_texts.count - 1
   debug.print whip_texts(i).name
next i

voidforcebackpalette (boolean state)
戻り値タイプ：void
説明：
whip! のパレットを背景パレットにするか、前景パレットにするかを指定します。dwf の色が dwg と一致しない場合、false（前景）に設定します。
背景パレット（既定値）にするには true、前景パレットにするには false に設定します。
警告：この関数は displaylist をクリアし、ocx を再初期化します。したがって、クライアントの初期化中に 1 回だけ使用します。
例： c++
m_whip.forcebackpalette(false);

boolean drawcurrentviewtodc(boolean adjust_aspect_ratio, long dc_handle, long subwindow_left, long subwindow_right, long subwindow_bottom, long subwindow_top, long full_width, long full_height, boolean force_background_white, boolean force_geometry_black, boolean use_mapped_colors, boolean palette_in_background)
戻り値：
成功した場合は true、そうでない場合は false。

説明：
ファイルの現在の視点をデバイスコンテキストに作画します。adjust_aspect_ratio が true の場合、図面はサブウィンドウ座標によって指定された境界内に図面の縦横比を保ちながら配置されます。サブウィンドウ境界は、デバイスコンテキスト（すなわち、印刷時に作画する用紙の領域）の全境界（full_width と full_height によって指定される）のサブウィンドウを指定します。force_background_white と force_geometry_black は、背景とジオメトリの色（すなわち白黒プリンタの場合）を変更します。use_mapped_colors が false の場合、whip! はデバイスコンテキストに true color (rgb) 値を送ります。palette_in_background が true に設定されている場合、カラーパレットが背景にロードされます。
例： vc++
whip1->drawcurrentviewtodc (true, my_hdc, 10, 20, 10, 20, 40, 40, true, false, true, true);

boolean getwindowextents (ole_xpos_pixels* left, ole_xpos_pixels* right, ole_ypos_pixels* bottom, ole_ypos_pixels* top)
戻り値：
成功した場合は true、そうでない場合は false

説明：
現在のウィンドウを記述した四角形に対する参照をピクセル単位で返します。
注意：
ウィンドウが作成されていない場合、この関数は false を返します。スクリプトプログラマは、getwindowextentsleft、その他のスクリプト関数ファミリを使用してください。
例： vc++
ole_xpos_pixels left;
ole_xpos_pixels right;
ole_ypos_pixels bottom;
ole_ypos_pixels top;
whip1->getwindowextents (&left, &right, &bottom, &top);

booleangetdrawingextents (double* left, double* right, double* bottom, double* top)
戻り値：
成功した場合は true、そうでない場合は false。

説明：
図面の境界四角形（最大領域を囲むボックス）への参照をファイル座標で返します。
注意：
ウィンドウが作成されていない場合、この関数は false を返します。スクリプトプログラマは、getdrawingextentsleft、その他のスクリプト関数ファミリを使用してください。
例： vc++
double left;
double right;
double bottom;
double top;
whip1->getdrawingextents (&left, &right, &bottom, &top);

booleangetcurrentview(double* left, double* right, double* bottom, double* top)
戻り値：
成功した場合は true、そうでない場合は false。

説明：
図面の現在の視点を記述した四角形への参照をファイル座標で返します。
注意：
ウィンドウが作成されていない場合、この関数は false を返します。スクリプトプログラマは、getcurrentviewleft、その他のスクリプト関数ファミリを使用してください。
例： vc++
double left;
double right;
double bottom;
double top;
whip1->getcurrentview (&left, &right, &bottom, &top);

voidaddbyref (long length, variant buffer)
戻り値：void

説明：
この関数は、ポインタを安全に渡せるときに whip! を同じプロセス空間で使用することがわかっている場合に使用します。この関数によって、生の dwf を whip! へ高速送信できます。

例： c++
'ここでは、len バイトの生の dwf データの buffer があることがわかっている
variant var;
var.vt = (vt_byref | vt_ui1);
var.pbval = (unsigned char *) buffer;
whip1->addbyref (len, var);

イベント

mousemove(button as integer, shift as integer, x as single, y as single)
説明：
マウスがウィンドウ内に入ったときに発生します。

click

説明：
マウスがウィンドウ内でシングルクリックされたときに発生します。

keydown(keycode as integer, shift as integer)

説明：
キーボードのキーが押されたときに発生します。

keyup(keycode as integer, shift as integer)
説明：
キーボードのキーが離されたときに発生します。

mousedown(button as integer, shift as integer, x as single, y as single)
説明：
任意のマウスボタンが押されたときに発生。

mouseup(button as integer, shift as integer, x as single, y as single)
説明：
任意のマウスボタンが離されたときに発生します。

keypress(keyascii as integer)
説明：
キーボードのキーが押され、離されたときに発生します。

donavigatetourl (bstr url, bstr window_name, boolean enable_default);
説明：
ユーザがファイルに埋め込まれた url をクリックしたときに発生します。このイベントは、whip! による既定時の処理を無効にしたり、イベント発生の通知が必要な場合に処理します。ユーザが whip! による既定時の navigatetourl イベント処理の実行、すなわち、クライアントシステムに登録されたブラウザに url と window_name を送ることを望んでいない場合、このイベントのハンドラは enable_default パラメータを false に設定する必要があります。
例：
private sub whip1_donavigatetourl(byval url as string, byval window_name as string, enable_default as boolean)
    'url 発生に関する既定時のメカニズムを無効にする
    enable_default = false
    'url を[イミディエイト]ウィンドウに表示する
    debug.print url
end sub

domouseoverurl (bstr url, boolean enable_default)
説明：
マウスが url リンク上に移動されときに発生。このイベントは、whip! による既定時の処理を無効にしたり、イベント発生の通知が必要な場合に処理します。ユーザが whip! による既定時の mouseoverurl イベント処理の実行、すなわち、現在のところ何も行わないことを望んでいない場合、このイベントのハンドラは enable_default パラメータを false に設定する必要があります。
例：
private sub whip1_domouseoverurl(byval url as string, enable_default as boolean)
'url を[イミディエイト]ウィンドウに表示する
debug.print url
end sub

streamloaded
説明：
streamname プロパティが設定され、ファイル内で endofdwf dwf opcode に到達したあと、whip! が dwf ファイルのロードが終わったときに発生。このイベントは、プログラマがダイナミックリスト内のデータ（namedviewscollection、layerscollection、その他）がいつ有効になったかを知りたい場合に処理します。
例：
private sub whip1_streamloaded()
debug.print "whip! stream is loaded"
end sub

streamerror (byval error_msg as string, show_msgbox as boolean, continue_loading as boolean)
説明：
streamerror は、指定されたストリームのロードが失敗したときに発生します。show_msgbox と continue_loading の既定値は true です。ファイルエラー時に whip! によるロードを中止したい場合、continue_loading を false に設定します。メッセージボックスの表示をコントロールするには、show_msgbox を使用します。エラーメッセージを指定するには、error_msg を使用します。
例： vb
private sub whip1_streamerror(byval error_msg as string, show_msgbox as boolean, continue_loading as boolean)
   show_msgbox = false
   continue_loading = true
   debug.print error_msg
end sub

rerasterize
ユーザが whip! をズーム、画面移動したり、サイズを変更したときに発生。rerasterize はバッファだけを更新。一般に rerasterize イベントのあとには reblit イベントが起こる。
例：
private sub
whip1_rerasterize()
debug.print "display has been refreshed"
end sub

reblit
別のアプリケーションの下に隠れていた whip! が見えるようになったときに発生。reblit はバッファから画面への更新を行います。
例：
private sub
whip1_reblit()
debug.print "display has been refreshed"
end sub

iwhipnamedviewcollection

short count
名前の付いた視点コレクションにある名前の付いた視点の数を取得します。

item
指定された名前の付いた視点を名前またはインデックスによって検索する既定時のメソッド。

iwhiplayercollection

short count
画層コレクションにある画層の数を取得します。

item
指定された画層を名前またはインデックスによって検索する既定時のメソッド。

iwhiptextcollection

short count
テキストコレクションにあるテキストオブジェクトの数を取得します。

item
指定されたテキストオブジェクトを文字列またはインデックスによって検索する既定時のメソッド。

iwhiplinkcollection

shortcount
リンクコレクションにあるリンクの数を取得。

item
指定されたリンクを url またはインデックスによって検索する既定時のメソッド。

iwhipnamedview
string name
四角形の視点に関連付けられた名前を取得。

double left
double top
double right
double <bottom
この名前の付いた視点の四角形視点の適切な座標を取得。

show
関連付けられた四角形視点に移動するように指示。

iwhiplayer

boolean visible
この画層にあるジオメトリの可視性を取得または設定。

string name
この画層の名前を取得。

iwhiptext

string name
テキスト文字列を取得します。

double left
double top
double right
double bottom
このテキスト文字列オブジェクトの境界四角形の座標を取得。

show
現在の視点をこのテキスト文字列の境界ボックスに設定するように指示。

iwhiplink

string name
このリンクに関連付けられた url 文字列を取得。

double left
double top
double right
double bottom
リンク境界を囲む境界四角形の適切な座標を取得します。