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AoutoCADLT98で3Dモデルを展開していました。98から2002のバージョンアップで、何か3Dコマンド改良あったのかしら? |
建築も土木も設計図は、平面図、立面図、側面図で展開して、見る者が頭の中で3次元に構成する。
2次元CADはこの方法をドラフティングツ−ルとして電子化している。国産フリ−ソフトJW−CADは優れものだ。
2.5D機能でパ−スも描ける。でも、AutoCADにこだわったのは、当初から3DCAD
育ちのCADであること。その血を引く AutoCADLTを僕は選択した。 2次元展開図からAutoCADLTで3Dに編集するのには、折り曲げをする。子供 の頃の雑誌の付録によくあった紙工作といえば分かりやすい。 |
XY平面の平面図をキー面として、立面の対応する線を中心に90度折り曲げれば
立体になるはずだ。 その前に準備しておくことがある。 残念ながら AutoCADLTの回転機能は平面内でしか回転しない。 XY平面内で回転する。XYZ空間で考えれば、Z軸回りに回転するということ。 AutoCADには座標系としてワールド座標系(WCS)と 、もう一つユーザ座標系(UCS)がある。原点や座標軸を便利な位置に移動した座標系と理解したらいい。実はUCS は作図平面を定義する。この座標系のZ軸 回りにオブジェクトを回転することができる。 ということは、ユーザ座標系(UCS)の設定を理解すればいい。 UCSの設定はツ−ル>UCS>3点で行う。 原点をヒット、X軸方向をヒット、Y軸方向(赤線端)をヒット。 これで回転したい物の回転軸がZ軸となる。 無事回転が終った。 後はコピーや結線は端点ヒットで自由に行えばいい。 問題解決のためには補助線が必要。ということです。 赤い補助線の引き方をマスターすればいいことになります。 |
ユーザ座標系(UCS)を設定する準備として、XYZ フィルタの使い方をマスタ−しよう。ワールド座標系(WCS)のXY平面上のある点から垂直線(赤線)を引きたい。この場合、
その点の座標を読み、Lineコマンドで終点に、同じX,Yそして高さZを入力すればいい。ただそれだけ。 少し洗練された方法がお好きな方はフィルタをマスターしよう。 XYZ フィルタを使う。 Lineコマンドで始点をヒットし終点の入力プロンプトが表示されたとき.xyと入力。 仮想点を入力と表示しますから始点をヒット、 (Z値を入力)と表示しますので、Zの座標数値をキ−入力して「Enter」。 つまり、ヒットした仮想点のx、yは自動入力されるということ。 LT2002でもこのコマンドは生きていました。オンラインヘルプの「コマンド修飾子」 を参照して下さい。 |
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